はじめまして。
40年以上前から、関東最大の屋久杉工房の総合展示場を運営する智田樹行です。
50年前に屋久島に行ったことをきっかけに、屋久杉、特に土埋木(江戸時代に伐採され、林内に放置された幹や根株)に魅せられ、屋久杉コレクターになりました。
若い頃は年に10回程、ほぼ1か月に1回屋久島に通っていて、散策や地元の方との交流が楽しく、どんどん屋久島に魅せられていきます。
屋久島の仲間も増えた頃、「樹行さん、売れるほど大量の屋久杉を集めているから!?東京で私たちの代わりに、展示・販売してみたらどうか?」と、言われることが多々ありました。
そうか、折角なら私個人で愛でているより、多くの人に屋久杉の魅力を知ってもらいたい。屋久島の仲間のためにも貢献できるのでは、と言う思いで始めたのが屋久杉工房です。
その頃私は別の仕事をしており、屋久杉の魅力を広めたいと「販売」よりも「総合展示場」という名前で細々ですが運営、早40年以上が経ちました。
今年私は78歳になります。ここ数年、事業の終了に向けて、いわゆる「終活」を進めています。跡継ぎもなく、集めた屋久杉のコレクションもこのまま、色々な人に魅力を伝えられないのは残念でなりませんでした。
昨年末に、そんな思いを知人に吐露したところ、次の日に屋久杉愛好家や若手のクリエイターを連れて来てくれて、「屋久杉プロジェクト」を提案してくれました。
このプロジェクトを通して、私ができる最後の屋久杉や屋久島の仲間への貢献になればと切に願っています。
また、長年始めたかったブログを通して、屋久杉の魅力をお伝え出来たら、こんなに嬉しいことはありません。もう新たに入手できない屋久杉コレクションを皆さんに、見て、さわって頂き、3000年の歴史を一緒に体験しましょう。